概要
CATでは、3つのテスト消化の予定管理方法があります。テストのフェーズやテストの粒度に応じた方法を利用できます。どの方法が適しているか、プロジェクトが始まる前に確認し設定を行ってください。予定の立て方の説明と利用手順を説明します。
予定の立て方と利用手順
1.テスト仕様書ごとの予定管理(詳細予定(仕様書毎)機能) (デフォルト)
テスト仕様書に対して1日のテストケース消化数を設定する方法です。担当者と1ケースあたりの平均実施時間などを設定することで、自動設定が可能です。
自動設定は1日のワークタイム・平均実施時間・担当者の人数・優先度・開始日から、1日の消化可能ケース数を算出します。
想定されるフェーズ・テストの粒度
フェーズ:結合テスト・外部結合テストなど
テストの粒度:1ケースあたり5分~10分で完了する機能テストに近いテストケース
[テスト仕様書毎の自動設定の例]
利用手順は次のFAQをご確認ください
(FAQ)仕様書毎のテストの実施予定を登録し、予実を管理したい
2.テストケースごとの予定管理(詳細予定(テストケース毎)機能)
テスト仕様書内のテストケースごとに、担当者・実施日を設定して管理する方法です。ケースごとに設定された情報をもとに、詳細進捗画面のカレンダーに表示します。
想定されるフェーズ・テストの粒度
フェーズ:システムテスト以降
テストの粒度:1ケースあたり30から1時間以上かかるシナリオテストに近いテストケース
[テストケース毎の予定入力と、反映例]
利用手順は次のマニュアルをご確認ください
ユーザマニュアル活用編 「6.2. テストケース毎でテストの予定入力・予実管理を行う」
3.工程毎の予定管理(概要予定)
工程に対して1日のテスト消化数を登録する方法です。
テスト計画時にプロジェクト内で実施するテストケース数を予め決めており、そこから1日の実施計画を立てる場合に利用します。テストの設計前で、テストケースがない場合でも大まかなテスト消化予定を立てることができます。
想定されるフェーズ・テストの粒度
フェーズ:システムテスト以降
テストの粒度:1ケースあたり30から1時間以上かかるシナリオテストに近いテストケース
備考
概要予定を立てた場合、全体進捗画面のみに表示されます。
[工程毎の予定入力と全体進捗への表示例]
利用手順は次のFAQをご確認ください
(FAQ)テストケースが無い状態で、日毎に実施するテストケースの計画値を設定し、予実を管理したい