CAT ダウンロード版 ご利用者様
CAT ダウンロード版の次のバージョンについて、以下のバッチ処理が不安定になる事象を確認致しました。ご利用の環境の状況によっては発生することがあり、防止するために以下の設定をお願いしたく存じます。
- 対象バージョン
4.16.7~4.18.0
- 発生条件
外部BTS連携(Redmine・JIRAなど)を利用しているプロジェクトが、CAT上で1つもない状態
場合、稀に次の事象が発生することが確認されています。
- 事象(本設定の背景含む)
CATには毎時・日時で、不具合・テスト結果などを集計するバッチ処理があります。
処理対象ごとにバッチ処理(スレッド)が分かれており、各バッチ処理が同時に実行されます。
各バッチ処理の、サーバーの処理速度・対象件数・処理実行時間等、複合的な条件によって、
バッチ処理の競合(※)が発生し、バッチ処理が停止する場合があることを確認致しました。
※競合: MySQLのコネクション取得の上限に達し、各バッチ処理が新しいコネクション取得ができなくなる。競合の発生後は、バッチの再起動をするまでバッチ処理が停止し、日次の進捗が正しく確定されない等の事象が発生します。
- 本設定について
CATからMySQLに対して同時に作成できるコネクションの数を十分に増やし、
競合を防止する設定となります。
お手数をおかけいたしますが以下の設定をお願いしたく存じます。
- 変更をお願いしたいポイント
1.以下のファイルを変更します。
ファイルパス:(CATのインストールディレクトリ※)/catconf/cat.yml
※は通常/opt/catserviceとなります。
- 変更内容
cat_customer_batch: 内、datasource内、cust以下にmaxActive: 15の記載を追加します。
(通常は、209行目付近、initialSize: 10の下に追加します。)
添付のサンプルファイルもご確認ください。
.....
# Datasource configurations
datasource:
# admin datasource
admin:
<<: *datasource
defaultSchema: cat_tcm_admin
# cust datasource
cust:
<<: *datasource
initialSize: 10
maxActive: 15
# custAdmin datasource
custAdmin:
<<: *datasource
defaultSchema: cat_tcm_cust_admin
2.CATを再起動します。
- サンプルファイル
- 本事象の修正について
CAT4.18.1以降のバージョンでは本事象について適用を完了しています。
バージョンアップしていただいても、事象への対応が可能です。